何も持たない者の武術〜プロローグ
何も持たない者の武術〜プロローグ 大山倍達先生が天に召されてから、はや20数年の歳月が経った。その後、大山倍達先生の名前を踏みにじるような出来事が数多く起きた。私も大山倍達先生に親しく薫陶を受けた者の端くれとして、非常に申し訳なく思っている。...
View Article増田章の武道観〜昇段審査において
増田章の武道観〜昇段審査において 11月26日、昇段審査を行った。現在、昇段審査はジュニアと一般、さらに昇級審査と分け、年に数回実施している。ゆえに一般の昇段審査の受審者は多くない。また最近は、一般の受審者の年齢は壮年の方が多い。...
View Article武(BU)の花
先日、昇段審査の後、道場生へ向けて稽古論を書いた(増田章の武道観〜昇段審査において2017-11-26)。しかし、あまりに急いで書いたので、わかりにくい部分があった。ゆえに重要な部分だけ書き直した。...
View Article「大相撲の横綱の暴行事件について」に追加する〜増田章の直観…「貴乃花親方を抜けさせるな」
「武道と武道人〜大相撲の横綱の暴行事件について」に追加する 少し前、「大相撲の横綱の暴行事件」を耳にして、武道と武道人の心得について書いたつもりだ。その内容に少し補足をしたい。ただし、まだ事実が完全に明らかになってはいない。事実が明らかになれば、それなりの共通見解を得るに至ると思う。ゆえに、最終の見解ではなく、私の直観を少しだけ記しただけと、理解してほしい。...
View Article緊急提言〜日馬富士を再び土俵に
緊急提言〜日馬富士を再び土俵に 日馬富士が引退を表明した。多くの人が、「当然だ」「残念だが仕方ない」「潔い」などと、評価している。 私は日馬富士の引退表明を受理せず、協会側から処分を伝えるべきだと思う。そして、その処分は引退ではない。一定期間を経て、力が落ちたとしても、日馬富士を再び土俵にあげたら良いと思う。その後の引退なら話は別である。...
View Article日馬富士関の暴行問題〜増田章の直観…最後に
【日馬富士関の引退表明】 日馬富士関の引退表明をテレビで見た。前回私は、日馬富士関が引退するのは良くないと述べた。そして、その理由を書いたつもりだ。...
View Article横綱の品格とは何か?〜ある相撲好き武道家の考え
横綱の品格とは何か?〜ある相撲好き武道家の考え 【「品格」とは何か?】 「横綱の品格」と世間が喧しい。品格とは、誰かが言うような「礼儀礼節」「相手を尊重する態度」など、そんな紋切り型の言葉で表されることなのだろうか。私の考えは否である。そんなことなら、この作法はだめ。この作法は良いとして、作法として明確に規定すれば良い。...
View Article増田章の報告2017-12-10〜非情な男になりきれない
増田章の報告2017-12-10 【良かったですね】 先週の月曜日、主治医に腰のヘルニアの経過の診断をしていただいた。「先生、ご無沙汰しています(増田)」「どうですか?(増田)」 先生はニコニコしながら「増田さん、これ見てください(先生)」 「はあ?(増田)」 「ヘルニア、消えてますよ(先生)」「はあ?(増田)」...
View Article20歳のお祝い〜川井くん伊藤くん
20歳のお祝い〜川井くん伊藤くん 府中の少年部の川井くんと伊藤くんが20歳になった。府中の指導員の荻野先生が、その二人を連れて、誕生日祝いに飲みに行ったらしい。 荻野先生が写真を送ってきてくれた。荻野先生のメッセージには、「2人のハタチの御祝い」「今日の組手は年齢差3倍で手加減してもらいました。稽古の後に、酒ならまだまだ負けません(笑)」とある。荻野先生らしい(いい感じだ)。...
View Article増田道場の基本技は
増田道場の基本技は、古から継承された技の形を研究を通じて磨き上げ、それを修練技の基本形として規定しています。稽古の基本は、修練技の形を正しく学ぶ(真似ぶ)ことから始まります。そのような稽古を物差しのようにして、自己の身体を作り変えていくのです。そこには、身体の鍛錬のみならず、知性の基礎訓練とでも行って良いような要素が含まれています。...
View Article武道人への仲間入りを…朴さん、小泉さん、木村くん、ラリーへの手紙
11月に行われた昇段審査の結果が出た。私は全員が合格するだろうと思っていた。しかし、小泉さんが合格。朴さんは3種の型のうち1つは合格。2つを落としてしまった。ラリーは健闘したのだが、一つの型を落としてしまった。また、木村くんに関しては3種全てが再審査となってしまった。...
View Article大義を四海に
【大義を四海に】 ①「堯舜孔子の道を明らかにし 西洋器械の術を尽くさば なんぞ富国に止まらん なんぞ強兵に止まらん 大義を四海に布かんのみ」②「心に逆らうこと有れども 人を尤(とが)むる勿れ(なかれ)人を尤(とが)むれば徳を損なわん為さんと欲するところ有れども、心を正(さだ)むる〈成果をあてにする〉勿れ。心を正(さだ)むれば事を破らん君子の道は身を修るにあり(原文書き下し)」...
View Article編集後記〜家族との思い出/デジタル空手武道通信 第13号
編集後記〜家族との思い出 年末、受験を終えた愚息から家族旅行を提案された。私も賛成だったが、家内からの反対にあい断念した。諸事情は理解できるが残念である。...
View Article編集後記〜デジタル空手武道通信 第14号
編集後記〜デジタル空手武道通信 第14号 今回、デジタル空手武道通信のFrom Akira Masudaのコーナーで取り上げた「武道空手攻究」(一橋空手道部一空会編...
View Article平昌オリンピックの羽生選手の戦いを観て
平昌オリンピックの羽生選手の戦いを観て(FromAkiraMasuda~デジタル空手武道通信第15号より) 平昌冬季オリンピックが熱い。全ての競技を見ているわけではないが、時々テレビを見る。オリンピックアスリート達のパフォーマンスのみならず、試合前の表情から、若い頃の自分を思い起こす。また、冬季五輪のアスリートのパフォーマンスや言動から、あらゆるジャンルの人たちに役立つことが見受けられた。...
View Article武道への道〜From Akira Masuda
武道への道〜(FromAkiraMasuda /デジタル空手武道通信コラムより) 【真の武道への道】 真の武道への道、そして上達とは、皮相的な技を習得(おぼえた)したということではなく、技の構造の認識レベル、かつ術の体得レベルの到達度で判断することです。言い換えれば、技術の深奥を尋ね、その理法を全身で理解していくことです。...
View Article平昌冬季パラリンピックを観て
平昌冬季パラリンピックを観て 【スポーツの素晴らしさ】 周知のように平昌冬季オリンピックは日本人選手の活躍めざましく、私も多くのアイドル的アスリート達に感動をいただいた。断っておくが、アイドル的とは語弊があるかもしれない。ただ、選手達にスポーツ的感動以上の癒し的な感覚をいただいたのは私だけだろうか。...
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