以下の「増田 章より」は、IBMA極真会館増田道場の交流試合に向けたメッセージだ。6月の交流試合から新しい武道スポーツに再挑戦する。この武道スポーツはフリースタイル空手プロジェクトの改訂版だ。競技名をヒッティング(Hitting)と名付けた。
増田 章より〜最高の打撃を追求する試し合い
以下の競技試合規約は、正規の競技試合規約を若干変更しています。なぜなら、正規の競技試合規約で試合を行うには選手も審判も競技試合に慣れていないからです。正規の競技試合規約は、後日サイトにて閲覧できるようになります。そこに正式な競技規約は書いてあります。また、本道場におけるヒッティング(Hitting)試合は、今後、1〜3年を掛けて、アルファからベータに移行して行く予定です(ヒッテイングベータとは防具をつけて手技による頭部打撃も可とします)。繰り返しますが、ヒッティングとは、私が新しく考案した、完全ポイント判定方式の空手競技です。
なお、今回の案内には間違いがあります。後日修正したものに更新します。例えば、ヒッティングの競技試合規定では、本戦で点差が1点でもあれば、勝者とすること。同点の場合は延長戦。延長戦でも同点の場合は、「ゴールデンポイント方式」を実施します。ゴールデンポイント方式とは、柔道のゴールデンスコア方式を取り入れています。ただ、ヒッティングは、増田章が、新しく考案した、完全ポイント判定方式の空手競技です。当然、柔道とは異なる技とポイント判定方式の競技試合なので、その名称を「ゴールデンポイント」としました。当然、柔道とは異なる技とポイント判定方式の競技試合なので、その名称を「ゴールデンポイント」としました。
私は、この競技(ヒッティング)によって、極真空手の試し合いをダメージを与えあい、意地を張り合う試し合いから、精緻な技術を追求し、一瞬のミスも許さない、最高の打撃を追求する試し合いに変えていきます。
ただし、伝統的なダメージを与えあう極真空手を保存するために、極真スタイルという競技試合方式も考案しました。なぜなら、ダメージを与えあう伝統的な極真空手の中にも格闘技に重要な事柄が含まれているからです。さらに、極真スタイル(極真方式)にもヒッティングにも、打撃技のみならず、掛け技や足払いなどによる倒し技も有効にします。そのことにより、打撃技を駆使するための精度や機動性に対する意識を向上させていきます。まずは当面の目標として、6月の交流試合を手始めに秋の交流試合(組手)に向けて、徐々にヒッティング競技試合の実施とより多くの人に競技試合を体験してもらいたいと考えています。
最後に、私は極真空手を、空手本来の武術性を内包し、かつ身体の機能を高める「護-身」の武道、また、心の次元を高める「護-心」の武道に変えていきます。また、真理を探究する「護-真」の武道としていきます。
さらには、子供から老年まで、長く続けられる、人に優しい空手道にしたいと考えています。それを実現するためのものが「増田式空手メソッド」です。