この内容は、私の主宰する空手道場のお知らせに掲載したものです。
心構えとでも言える要素を技量に優先させたい
8月2日(水)、IBMA極真会館・研究科生の募集を締め切りました。応募された皆さん、ありがとうございます。
現在、10名の応募があります。この方々には、簡単な応募動機などを、メール、あるいは面談にて審査いたします。研究科に応募された皆さんにおかれましては、今しばらくお待ちください。
研究科生は、大山倍達が創始した極真空手の原点に立ち返り、技術ならびに哲学を吟味し、さらにIBMA極真会館空手道として高めて行くというプロジェクトの同志でなければなりません。また、増田 章の膨大な体験と研鑽による、空手に関する情報を吟味、体系化し、さらに進化させて、斯界の発展に貢献せんとするための協力者です。
私はこのプロジェクトに残りの人生をかけています。もう、そんなに時間がありません。まず、1年間が勝負です。
私は誰よりも極真空手の未来に失望したくありません。ゆえに研究科生にも失望はさせません。その代わり、その志を審査させていただきます。
正直言えば、技量が高い方が良いです。私の手間が省けますし、より高いレベルに、早く到達するからです。しかし技量のある黒帯は、ほんの僅かです。
振り返れば、これまで40年近くも空手を人に指導してきましたが、伝えたいことの百分の1、また、本当に善い哲学、良い知識を伝えられていないとの思いがあります。
研究科のプロジェクトは、もし、伝えたいことが全て伝えられずとも、できる限り、その全てを吟味、体系化することを目標にしています。また、たとえ道半ばで人生が終わったとしても、必ず誰かが、私のあとを追いかけてくるとの確信を得て、行うことです。また、その誰かとの交信を想定して行うプロジェクトでもあります。
さらに言えば、現在、身体がダメになることを実感するからこそ、これまで以上に空手道の研究に対する意欲が高まっていくのを感じています。もう、くだらない争いごとに時間を奪われたくありません。私は理想の空手道を追求します。
断っておきますが、研究生が私と全く同じ考え方をする必要はありません。しかしながら、理想の空手道を追求するシステムとモデルをIBMA極真会館空手道を基盤に形にするのだという「志」だけは共有していただきたいと考えています。それが研究科生の共通項です。つまり、その人間の心構えとでも言える要素を技量に優先させたいと、私は考えています。
今後、研究科の二次募集も予定していますが、一次募集の人達に心構えができていれば、募集しないかもしれません。おそらく、数名を補充するかどうかだと考えています。なぜなら、すでに十分な人数だからです。もし人数が多いだけで、技量がないとしたら、研究科生の時間が奪われるだけです。来年、二期生を募集するようになれば、指導員やテキストが準備され、より多くの皆さんが参加しやすいようになるかもしれません(もっと審査が厳しくなる可能性もあります)。とにかく、すでに私も老骨の域ですが、研究科生の協力があれば、研究科プロジェクトの目的を実現できると考えています。
最後に、研究科に応募された皆さんに、繰り返し感謝したいと思います。私の志を、サイト等で理解してくれたのだと思います。
正式なスタートは9月からですが、8月中に研究科のオリエンテーションを行いたいと考えています。また、より詳しい研究科の設置の目的等について、空手武道通信でお知らせします。今しばらく、案内をお待ちください。
(増田 章)
研究科2期生募集予定:2018年8月
【追伸】
空手道に対する理想は、人それぞれあると思いますが、極真空手を基盤とし、その理想を追求する、増田 章の空手道を体系化する志のある人のために研究科を設置しています。故に、最低限の約束ですが、空手武道通信にアップする予定の膨大な内容、写真、映像、テキスト全てに目を通す者でなければ、すぐに退塾(落第)してもらいます。もちろん、道場生としては、仲良くやりましょう。しかし、研究科はそんな機関ではないのです。