先ずはおめでとう!レスリング
残り一枠のオリンピック競技の選考が行なわれた。選考されたのは、レスリング、野球・ソフトボール、スカッシュである。
これは、最終選考ではない。
これから、9月に行なわれる、最終選考会で1種目に絞られる。
前評判が高かった空手は、非常に残念だった。
しかし、私が応援していたレスリングが、最終選考に残った。
先ずは、おめでとうと言いたい。テレビで、女子レスリングの吉田沙保里女史は、最後まで気を引き締めて、頑張りたいと述べていた。
さすが、オリンピック3連覇のアスリートの言葉である。
一方、「一体、オリンピック競技の選考基準とは何だろう」と言う声が、ジャーナリストの声からあがるのではないかと思う。
「普及度」「安全性」「わかりやすさ」等、選考基準があるのは、わかっているが、本当にそれに該当するオリンピック競技だけが残っているのだろうか?
また、本当にそれがすべてなのだろうか?
私は、競技のわかりやすさと面白さが、オリンピック競技の重要な要素だと考えているが、そのような競技だけが、オリンピック競技に残っているのだろうか?
以上のような疑義から、オリンピック競技に一番必要なのは、「政治力」ではないかと、あらためて考えている。その政治力には、資金力も含まれる。また、ロビー活動はそれに付随するものである。
また、正直言って、IOCの決議方法は、不透明な部分がある。
ゆえに、眼に見えない政治力が、重要なのだという感が否めない。
しかし、レスリング連盟の政治力はかなりあるようだ。
また、レスリング界の人達の頑張りは、ものすごいものがあるようだ。
この感じなら復活だって夢ではない。
しかし、あえてルールの「わかりやすさ」を改善してもらいたい。
そして、レスリング関係者以外の人達(観客)に「レスリングは変わる」とのイメージを与える戦術が良いのではないかと思っている。
大事なことは、オリンピック競技としてのみならず、格闘技としての伝統とその素晴らしさを、レスリング関係者以外の人達に伝えること。
また、それらの良点をより多くの人達と共有する言う方向になれば、「雨降って、地固まる」と言うようになる可能性もあると思っている。
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先ずはおめでとう!レスリング
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