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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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伝説の空手家とオリンピック??

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【伝説の空手家とオリンピック??】

伝説の極真空手家。

私のことではない(時々、私もそのようにおだてられるが・・・)。

極真空手の第一回全日本選手権大会優勝者の山崎輝朝先生のことだ。

本日、IBMAの審議委員の大森氏と一緒に、山崎照朝先生と食事をした。

実は、フランスから帰国してすぐ、大森氏から、極真空手の大先輩の山崎先生とご一緒するが、「増田も一緒にどうか」と山崎先輩(山崎先生は大森氏の大学キックボクシング部の先輩にあたる)からご指名がある、との連絡が入った。

極真空手の大先輩の山崎先生とIBMAのスポンサーの川瀬先生も一緒であり、断るわけにはいかない。

川瀬先生は、大道塾の東塾長と一緒に早大極真会を創設したメンバーにひとりで、IBMAの荻野審判長の先輩あたる。ゆえに荻野氏も同席した。

山崎先生とご一緒するのは、3度目である。

今回は、ゆっくりとお話しを伺うことができた。

山崎先生の話は、いつも歯切れが良い。

さすがに、空手家でありながら、一般企業(マスコミ)で働き、様々な業界の人達とお付き合いをした経験からか、そのご意見は、常識的で納得のいくものだった。

更に山崎先生の知己の日刊スポーツの細谷氏も同席した。ゆえに話題は豊富だった。私達は、空手の話のみならず、様々な話をした。

その中で、山崎先生は次回のIOCの会議で、オリンピック競技に採用されるのは、空手とスカッシュだと、仰っていた(聞き間違いだったら、御免なさい)。

山崎先生はオリンピック競技には、「普及度」「安全性」「政治力(競技団体の)」と仰っていた(最後の政治力の部分がよく憶えていないので、確認する)。

仰る通りだが、私は「ルールが解りやすく、面白い」と言うことも重要ではないかと、意見を述べた。 

もし、山崎先生が挙げられた、3つの条件から見れば、空手はオリンピック種目になるだろう。スカッシュも同様かもしれない(私はスカッシュのことは知らないが)。

私はレスリング競技の復活を望んでいる。なぜなら私は、最大級の尊敬の念をレスリング競技に持っているからだ。

しかし山崎先生は、IOCが除外を宣告した手前、その訂正はしないだろうとのことだった。

それも、ごもっともな意見だ。

しかし、私
はチャレンジャーなので、あえて大穴を狙いますと、述べた。
私が、IOCの会議で選出されると予測する競技は、空手とスポーツクライミング、叉はスポーツクライミングとレスリングである。

日本の現状から見れば、スポーツ・クライミングは普及度や政治力の点で無理があるかもしれない。これは、大穴狙いだ(不謹慎ない方だが)。

また、私の勘は、いつもあたらない(笑い)。

しかし、当たらない方が良いと思っている(笑い)。なぜなら、私の勘が当たると、嫌なことが多くなるし、困ったことが多くなる。また、早く死んでしまう(私は悲観主義者だ)。

ただ、フリースタイル空手を構想するにあたり、オリンピックやスポーツの本質について、随分考えた。

特にスポーツについては、時間を作り、纏めていたい。

私が今回、日本人として望むのは、空手とレスリングの復活である。
その他の競技を応援する方々、ごめんなさい。

その理由を先ず、空手に関して述べれば、普及度と安全性、そして政治力(フランスを中心とするロビー活動と言っても良い)が充分だ。

次にスポーツ・クライミングに関して述べる。スポーツ・クライミングに関して、本当は良く知らない。ただ、韓国のTVドラマでスポーツ・クライミングらしきものを行なっているシーンをみたことがある。

以前から私は、日本より韓国の方が、世界に対し、真剣に眼を向けていると考えていた。ゆえに、日本で流行っていない競技が実は世界では流行っている可能性もあるのではないかと考えたのだ。また、スポーツ・クライミングは知的なスポーツに見える(何度も言うが、大穴狙いです)。

さらに、知的なゲームと言う面が、オリンピック競技に必要なのではないかと私は考えている。
おそらく、陸上や水泳は知的か?と疑問を呈される向きもあるかもしれない。

しかし、陸上や水泳は、知的のかわりに、「人類がここまでやれるのか」という意味での観客の知的好奇心を満足させる。そこが、実はオリンピック競技では、重要なのだ。

ゆえに、先述の「ルールが解りやすく、面白い」と言う条件が必要だと考えるのだ。

レスリングに関しては、競技ルールの修整という課題をクリヤーしなければ、復活は難しいと思う。

勿論、レスリングの除外が、ロビー活動の問題だと言うのは理解しているつもりだ。

しかし、そのようなレッテル(オリンピック競技にはふさわしくないという)を一度でも貼られたら、そのイメージを払拭するには、どんなロビー活動も効力を失うだろう。

また、ここでIOCが転べば、世間から、金で(ロビー活動)転んだと言われるのは、明らかだからである。

ゆえに、抜本的な改革を示し、もう一度、オリンピックにおける伝統を武器に、IOCを動かすと言うのが、私のシナリオだ。

実は、ルールの修整をレスリング協会関係者に、私は提言した。僭越だが、ルールの変更は先ず、必要だと言うことを改めて、言っておきたい。

今回も随分と好きなことを書いた。

私はチャレンジャーなので、あえて人の考えない意見を述べておく。

外れても、あしからず。これも人生の勉強である(笑い)。
また、私自身の思考の訓練、また実験であると、大目に見て欲しい。

それにしても、身内から不細工だと、からかわれる私とは違い、山崎先生は男前でかっこいい。






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