正義と争い〜世界中の戦争に対し
人間は正義という主張を掲げ
争い続けている
正義とは何か
争うことに理由を与えるものか
それとも争うことの原因となるものなのか
一体、人間は正義を掲げた争いによって
何を得たいのだろうか
何を得るのであろうか
正義とは欲望の隠れ蓑かもしれない
私にはそう思える
そして争いを生み出す基盤は
欲望と正義だと感じている
ゆえに私は正義を疑っている
私はもう争いたくない
たとえ、それが自己を生かしめるためであっても
一方、戦う(闘う)ことは放棄できない
なぜなら、私という自己の成立は
他に対する反応を基盤とした
心と身体の戦い(闘い)によってなされるものだからだ
そこから逃げては自己が崩壊する
その戦い(闘い)によって
私という自己は
これまでバランスを保ってきた
だが、いつも私は傾き続けてる
また、時に倒れることもあった
その度に私は立ち上がり
再びバランスを取ろうとしてきた
そんな時、私の意識下にはいつも
自分を信じるのだ、という思いがあった
だが、今、自分を信じることを辛く感じる
それは他を信じることが
難しくなってきたからだ
なぜなら、みんな思想が異なるから
だが、他を信じることができなければ、自己を信じることも難しい
ならば、自他を活かす道を探せばいい
私はもう争いたくない
たとえ、それが自己を生かしめるためであっても
そんな感傷的で弱気な奴は組織(全体)の役に立たないと
権力は罵るだろう
だが、それは権力の目的のために
自己が動かされているからだ
だが、その権力はどこから生じたのか
私はもう争いたくない
たとえ、それが自己を生かしめるためであっても
もう権力に従うことをやめよう
そして自己を活かすための価値を
自らが創造し
その価値によって自己を活かしていく
そのためにも正義を掲げた争いを疑い
その争いには与しないことだ
そして自他を活かす戦い(闘い)に目覚めることだ
自他の平和を目指した戦いに…
心一
世界中の戦争に対し
一人で川面を眺めていたら、遠くから富士山が私を見ていた…ある日