【極真会館増田道場生へ】
以下にYouTubeチャンネルにアップした映像と添え書きを載せた。明日の昇段審査を前に、極真会館増田道場の黒帯に急ぎ伝えたく、本ブログに掲載した。
明日は緊急事態宣言発令化での昇段審査である。無事に終えられることを祈りたい。また細心の注意をもって臨みたい。
【YouTubeチャンネルの添え書きより】
本映像は状態が良く無いので撮り直します。また未撮影の形もあります。
1〜23:応じの形
24〜30:仕掛けの形
31:合撃の形(先々の形)
本映像を見て、拓心武道の組手形に含まれている理合を瞬間、かつ正確に理解できる人は、すでに武道体得の土壌ができている人です。また、極真会館増田道場で五段位を必ず習得できる人だと思います。
一方、この映像を見ても理合(間の理合、先の理合、位置取り)の理合が理解できない人は初段も怪しい。また増田が観ている武道を認識するレベルでは無いと思ってください。
是非、極真会館増田道場の黒帯の誇りと自覚がある方々には、認識を更新して欲しいと思います。増田は、今一度、極真空手を見直し、これまで無いに等しかった「理念(理想の在り方)」を打ち立てます。そして、これまで数十年も封印してきた技を、理念実現のために活用します。 ただし、私の技は未だ未熟です。しかし目指すものは「道」です。未熟なら未熟を受け入れ、更新し続ければ良いのだと思っています。また、それこそが道だと思っています。
【道とは】
私が定義する「道」とは、「理念(理想の在り方)」そのものであり、かつ理念実現を目指し、その道筋を探し求めていくことです。また「理念実現の体系(地図)」のようなものでもあります。ゆえに武道とは、決して人間における一時の強さを求めるものでは無いと考えています。そのような考えの人は、道という概念を生み出した土壌、風土、そして日本の文化・思想をよく理解されていない人達です。
蛇足ながら、私にも一時的な身体の強さはあったように思います。しかしながら、今の私の身体にはそのような力はありません。だからこそ心身を活かす道が見えるのです。そして本当の強さというもののイメージが浮かぶのです。拓心武道はそのイメージを具現化するための試みであり、老い、そして滅びゆく人間の永遠への挑戦なのです。これ以上の理論は、いずれまとめまたいと思います。
最後に、拓心武道の指針とは何か。それは人間に成長と幸福をもたらしてくれる根源的な力を実感すべく、日々精進すること、と言い換えても良いと思います。
【補足】
文法が大事
●この基本組手形は、言語体系で例えれば、文法を学ぶためのものです。一般稽古では教えません。まだ教えられる指導者がいないからです。また、一般稽古の修練カリキュラムでは単語を覚えたり、発音を学んだりすることを基本とするからです。またリスニング能力をつけたり、簡単な会話ができるようになることを主とします。 しかしながら、拓心武道修練の目指すところは、高度な議論のような組手です。ゆえに文法ができないと、論(戦略)を構築できません。これからは、上手に修練カリキュラムに導入していかなければならないと思っています。まずは、有段者の更新が必要です。
現在、コロナ問題で大変ですが、そのおかげで、拓心武道の修練方法を急ピッチで構築することができます。完成するには、もうしばらく時間が必要です。いずれ、コロナ問題が落ち着いたら講習会で伝えます。それまでは、デジタル空手武道教本で自習してください。
●修練用語のわからない道場生はデジタル空手武道通信の用語辞典で覚えてください。
https://tx.masudakarate.com/用語/機先の理法〜三つの先/
https://tx.masudakarate.com/用語/間の理法(間合い)/