「恩人・永江輝代氏と〜ウェイトトレーニングは哲学である」
私の金沢の恩人の一人永江輝代氏の御宅を訪ねた。
アメリカ在住のお嬢様、美樹、牧子両氏が息子と帰国されていると、ご招待を受けたのだ。
そこで思いもかけぬ話を伺った。
話は極真会館石川支部が金沢にできた当初の話から始まり、
ウェイトトレーニングは哲学であるとの話、教育や美についてなどなどに及んだ。
永江輝代氏は今年80歳となる。
京都で生まれた永江氏は、昔も今も美しい容貌の持ち主、また知的な方である(話には独特のユーモアがある…そこも魅力の一つである)。現在も現役で金沢の文化人と交流されている様だ。
永江氏との話は、お嬢様も交え、2時間にも及んだ。本当は、もっと話したかったが遠慮した。永江輝代氏と永江トレーニングセンターは、本当に増田 章の魂と命を救ってくれた。いつか丁寧にその感謝を綴りたい。
永江氏は「ウェイトトレーニングは哲学であり、宗教だ」と言った。私が考える武道も哲学である。私が尊敬する、嘉納治五郎師範にとっても大山倍達師範にとっても哲学だったと思う。それは、上からインストラクションするものではなく、一人ひとりの内側から、自分を変えていく哲学である。その哲学は、決して、「何々が正しい」と教えることのみではない。私はそう考えている。
永江輝代氏と対談は、増田 章のユーチューブ放送局にアップした(YouTubeを使い、増田章の対談等を記録しておきたいと考えている)。
もし、増田章に興味ある人がいたら視聴して欲しい。そして、共感してくれたなら、私の心の友だ。いつか会いたい。もちろん、共感しなくても、全ての人は仲間だと思っている。
もう一つ、私は、永江輝代氏に詩でお返しをした。拙い詩だが、掲載しておく。
最後に、お会いしたことはないが、永江トレーニングセンターを創設された、故、永江会長に感謝したい。また、金沢での空手指導を兼ねての金沢への帰郷だったが、マコちゃんに誘っていただき、とても感謝している。もっとゆっくりしたかったけど、空手を指導した翌日、朝の4時半に起き、東京に戻った。現在、身体の調子が良くない。ゆえに、これが最後だと考えている仕事のこととで、毎日が息苦しい。そんな中、心と魂が癒された感がした。
マコちゃんは子供の頃から、本当に可愛かった。また、アメリカで絵の勉強をした美樹ちゃんへは、お母様の哲学を簡単にして、絵本で表現したらどうだろうか、と提案したい。V10で空手体験をした、ベック、ペイトンとは、彼らが大きくなってから、日本についての話をしてみたい。その時は僕が英語を覚えて、英語で話せたら良いと思っている。
「美と光」~恩人・永江輝代氏に感謝を込めて
美とは何か
美とは見えるものか
美とは感じるものか
私は知らない
だが、それを感じることは事実だ
美とは何か
私は知らない
だが私は思う
美とは光とともに生じる
私は貴方から放たれる光を見た
そして、その光がその場を照らす
今、その場にあるもの全てが美しい
美とは何か
私は知らない
だが、美を知るには
美を感じるには
光が必要なのだ
否、光の作り出すものを美とさえ思う
ああ、美を感じるとは
こういうことなのだ
心一
対談で私は「常行一直心」を正しくは「じょうぎょう いちじきしん」のところ、「じょうこう いちじきしん」と言っている。間違いです。お恥ずかしい。後から気が付いた。昔から、せっかちなので、言い間違いが多い。