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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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レスリング世界チャンピオン朝倉利夫教授

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私は、8年前程前からレスリングクラブを主宰している。
練習は、ブックオフ永山にある、私の道場の一つで行なって来た。
主宰していると言っても、レスリングを教えているのは、国士舘大学体育学部教授でレスリング監督の朝倉利夫先生だ。

その朝倉利夫先生と久しぶりに、近くの居酒屋で一杯やった。朝倉先生のお住まいと私の住まいは離れていない。

朝倉先生とは、早稲田大学の太田章先生の紹介で知り合った。
朝倉先生は、オリンピック出場こそ逃したが、52キログラム級のグレコローマンとフリースタイル、その両方で世界選手権のチャンピオンになっている。

実は、朝倉先生以後、52㎏級では、日本人の世界チャンピオンは生まれていないらしい。また、朝倉先生は、全日本選手権の52㎏級も10連覇ほどしていると、太田先生から伺ったように記憶する。

肩書きだけ伺うと、どんな強面の男だと思われるだろうが、豪傑揃いのレスリング界には珍しい位(失礼)、真面目な先生だ。勿論、レスリングには厳しいが、偉ぶらず、フランクで優しい人柄だ。

私がレスリングクラブを作りたいと考えたのは何故か?一つは、レスリングが徒手格闘に有効だと、自分の経験から分かっていたからだ。私の場合、僅かなレスリング経験であったが、それでも強烈な印象が残っている。
レスリングは、とても優れた格闘技である。現在、中高で武道が必修となっているが、レスリングも選択肢の中に入れたら良いと思うくらいだ。

もう一つは、ブックオフの創業者である坂本孝氏の支援を受け、多摩市のブックオフ永山の中に100畳程の道場ができたからだ。

当初、その道場では、空手のみならず、レスリング、ボクシング、キックボクシング、柔術等、様々な格闘技の練習ができる場所にしたいと構想していた。ゆえにその道場を、格闘技クラブ「拓真塾」と名付けた。

残念ながら、その格闘技クラブの構想は、すぐに変更を余儀なくされた。
理由の一番は、私に経営能力がないからだ。これまで、空手道場とレスリングだけは、なんとか継続していた。

私は、朝倉先生にレスリングクラブをずっと任せきりだったが、朝倉先生は不満もいわず、レスリングクラブを継続してくれた。私の空手の道場生も何人か、朝倉先生にお世話になった。

来年からは、国士舘レスリングクラブとして再スタートする。
その方が、会員の皆さんにも良いだろうし、私は快諾した。
それよりも、朝倉先生に感謝だ。「朝倉先生、ありがとうございました」。

さて、朝倉先生とは定期的に交流してきた。その中、フリースタイル空手プロジェクトに関する意見もいただくことも多い。

今回は、先日行なわれた、第1回フリースタイル空手チャンピオンシップ東京オープンの感想をいただいた。

朝倉先生には、「フリースタ
イル空手は面白い!!」「あれだったら、行けるよ」と、大変高い評価をいただいた。

また、「道場(レスリング場)を使いたいときは、いつでも言って」とも励ましてくれた。朝倉先生は、IBMA審議委員である。今後は、大森氏とともに、フリースタイル空手の創設に向けて、意見を伺うつもりだ。

国士舘体育学部には、フリースタイル空手プロジェクトの協力をお願いに伺おうと考えている。既に、フリースタイル空手クラブ(FKC)を全国に設立する計画草案はできている。来年は、それを実行する。

フリースタイル空手クラブ(FKC)を簡単に説明する。FKCとは、フリースタイル空手競技を行なう仲間の集まりのことだ。その集まりの目的は、定期的にフリースタイル空手の練習を行なうこと。条件は、IBMA会員が運営管理していること等、最低限の約束事で成り立っている。流派等のバックボーンは問わない。

また、原則的に練習方法も問わない。但し、安全性の確保や、倫理的な規律等、一般常識的なルールは守っていただくことが条件だ。そのフリースタイル空手クラブの代表達が、3年後のフリースタイル空手世界選手権の出場権を得るように計画している。

早速、国士舘大学にもフリースタイル空手クラブの設立をお願いした。始めは、フリースタイル空手クラブの設立に必要な、最低会員数、6名の条件をクリヤーすることが課題になるだろう。

国士舘の体育学部の学生にはそれぞれ専門があり、人材の確保には困難が予想されるが、国士舘レスリング部の学生の中に逸材を見つけた。極真空手とレスリングの両方をバックボーンと学生だ。クラスは軽量級になるだろう。

私は、その学生にとても期待している。その学生については、彼がフリースタイル空手を本当に開始したら、皆さんにお伝えする。




$増田章の『身体で考える』


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