【身体(からだ)があることに喜びと感謝を感じながら…】
いつも私のブログを読んでくださる方に、近況を報告したいと思い、文字を打ち込んでいます。
ここ数週間、インターネットで武道空手を伝えるBMSの制作を急いでおります。
先日、道場生の和田さんに写真の撮影にお手伝いいただきました。和田さんありがとうございました。また、師範代の秋吉もありがとう。
さて、3人の共通する思いは、なんとかして武道空手を学ぶ楽しさ、からだを掘り下げる喜びを空手道を通じて伝えたいということです。同時に仲間と共有したいということです。
そのような思いを込めたBMSの制作は、作業に慣れても1ページに1~1時間半ぐらいかかります。30分ぐらいに短縮したいのですが、私と道具(機械)のスペックの関係上、手間がかかります。
もちろん、BMSの制作以外でやらなければならないこと、その他の諸問題の処理もあります。時間と体力がもっとあれば良いと思う毎日です。正直、しんどいですが、みんなも頑張って生きているのだと、自らを鼓舞し続けています。
以下は、私の道場生向けのメッセージですが、私の空手道に関する考え方のみならず、生き方だと思ってください。仕事が一段落ついたら、またブログをアップします。
お会いしたことのない方もいると思いますが、お互い懸命に生きていきましょう。身体(からだ)があることに喜びと感謝を感じながら…。
【黒帯と黒帯を目指す皆さんへ】
IBMA極真会館では、伝統技の理解と組手技の理解を黒帯(有段者)の必須と考えています。
私は伝統技と組手技は繋がっており、決して別物ではないということ。また空手道からより深い事柄を理解するには、両方のことを掘り下げる必要があると考えています。
さて理解するとはどういうことでしょうか?私が考える理解とは、黒帯自身の体認のみならず、体認したことを他者によりよく伝えられるようになることです。そこには絶対的な到達点はないかもしれません。
また言うまでもなく、自身が経験、体認したことを、言語などで他者に伝えるということは困難です。
しかしながら、先人、先達が探求、体認したことを大切にすることは、今を生きる者にとっても意義のあることだと思います。また、そこに稽古の本質があると思います。さらに、そのような稽古姿勢が、先人に対する報恩であり、自身のみならず斯界を発展させる鍵だとも思っています。
是非、黒帯は後輩の稽古姿勢(心構え)をそのように導く役割があると自覚して欲しいと、私は思っています。
今回の講習会は、これまでの講習会とは枠組みを新たにしています。
また初伝のコースにおいても、数回の講習の受講が必要です。なぜなら、一つ一つの技の意味をより深く理解し、さらにそれらのつながりを理解していく為です。まずは、以下に記載した問いかけや技名に関して、知識があるかどうかを確認してください。その際、BMSを利用することをお勧めします。
BMSはまだ試験運用期間ですが、講習会の予習として活用できるよう制作を進めています。
最後に、私が考える稽古とは、全体から一を、一から全体を受け取り直す作業とも言えます。言い換えれば、一つ一つの技を深く掘り下げ、そこから全体とのつながりを理解すること。そこから一つ一つの技の応用・発展(高次化)をめざすことです。その過程が「道」を目指すということではないかと思っています。
▶︎BMS(武道人学院)
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近況報告と黒帯と黒帯を目指す皆さんへ
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