自戒2015年
20年ほど前、岡山で盟友の中川氏と食事をしようとしていた時のこと。お店のトイレで以下のような張り紙と言葉を見つけた。
私はその言葉に感銘を受け、店の主人に頼み、それをコピーさせてもらった。
以来、私の心の中に時々、以下の言葉が鳴り響く。
10年前までは、高田馬場道場のトイレにこの言葉を掲げておいた。
その時、一人の道場生がこの言葉に感銘を受けたと、私に告げた。
その彼が身体を壊し、数年間、私の道場を離れた。彼は入院等の理由で、一時退会しようとした。私は、彼の退会理由が闘病だったこともあり、「何かあったらいつでも電話していいよ」「つながっていよう」と伝え、退会を引きとどめた。実は、私が退会を引き止めるということは、ほとんどない。
数年後、彼は見事に身体を回復させ、道場に戻ってきた。おそらく、彼の心の中にも以下の言葉が鳴り響いていたと思う。また、彼は最近、引退後の夢を語った。彼の夢は、引退後、書道と空手の先生になることらしい(そこに接骨院も加わるかもしれない?彼は真面目な努力家タイプである。書道はすでに准師範の免状を持っているようだ)。
私は彼の夢の実現に微力ながら協力したいと思っている。そのために、空手理論と修練体系の確立などの空手道場の仕事を急いでいる。また、闇雲に組織やネットワークの拡大を図るなど、本末転倒だと思っている。否、私が嫌いなことだ(嫌いなことは長く続かない)。私は質の高いつながりを形成したい。
そのために私は、私にしかできないことを真剣にやる。
そして今、再び自戒したい。
「感謝」「甘えを捨てる」「外から(他者の眼で)物事を観る」「今を懸命に生きる」「格好をつけない」、全て私流の意訳だが、忘れたくない。
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自らを戒める〜心に響いた言葉/自戒2015年
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