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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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膝の手術の記録 その3

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【金曜日】

リハビリ治療を受ける。
膝に熱がある。

歩き方の訓練を行なう。術前は本当にひどかった。
上手く言い表せないが、左脚がすっきりした感じがする。
だだ、術前3ヶ月程、不自由だったので、かなり歩き方がおかしい。

脚も弱くなっているようだ。
まあ、仕方ない。これから回復して行くだろうから、頑張ろう。


今日は、おもりをつけて前後左右に脚を挙上するリハビリと膝関節を動かさないようにして、脚部と体幹部(特に背筋)のリハビリを行う。

もう少し、具体的に書けば、脚部と体幹のエクササイズは、イスに座ってデッドリフトのような動作を繰り返すものだ。
負荷はほとんどかけないが、ゆっくりと20回を3セット程行なうと、とても良いエクササイズだ。
手に2㎏の鉄アレイを持っている。ゆっくりと20回×3セット。

【リハビリのメニューも悪くない?】
今回再認識したが、リハビリのメニューも悪くない。この位の負荷のエクササイズの方が、筋肉や身体にはいかもしれない。
勿論、高出力?の筋肉運動も行なった方が良いとは思うが、70~80年と長く身体と付き合うのならば、このような運動を知っておくのも必要だと思う。

私の父親は、数年前に身体を悪くし、半身が動かない。今も週に数回、リハビリを続けているらしいが、
リハビリをしっかり行なって欲しい。そうすれば、身体の調子も良くなるに違いない。

勿論、どんなリハビリを行なっているかは知らないが、理学療法士の分野は進んでいると思う。そして、その役割は重要だ。
以前、ある若い理学療法士に「理学療法士は、これから重要となる仕事ですね」と言ったことがある。

そのとき、若い理学療法士が「今、理学療法士になる人がとても増えているんですよ」というようなことを言っていたように記憶する(定かではないが)。

リハビリの後、間瀬先生の診察を受ける。私は松葉杖はもういいように思っていたが、松葉杖は抜糸まで使うように言われた。術後は、慎重にということだと思う。

【閃いたこと】
リハビリ中、ひらめいたことがある。
我々の空手の普段の稽古に於いては、怪我のしないように注意を払い行うのが基本だとは思う。しかし、怪我をしないというような浅い認識ではいけないように思う。

なぜなら、試合ではリスクを伴い、それを競技者は背負わなければならない。
だからこそ、普段から、いかに本番(高リスクの状況で)で怪我をしないようにプレイできるかを考えて、トレーニングや稽古を積まなければならないのだ。
それが高い意識の持ちかたではないかと思う。当たり前のようなことに思うかもしれないが、そのような意識を皆が持っているようには見えない。

私は選手時代、そのような意識でトレニングやケアを入念に行ってきたと思っていたのだが…。私の障害は、私の持っている身体能力を超えたトレーニングにあるかもしれない。また、本来私の身体能力は、並程度だと思っている。それを子供の頃(小学生のころ)から長い時間をかけ、執念で強くした。体には本当に感謝したい。


おそらく、行き当たりばったりで稽古の目的や意義を認識しないあり方は、けがを誘発するのみならず、よいパフォーマンスを実現しないであろう。

とはいうものの、競技選手を引退し、年をとった私は、かなりいい加減だ。
また、膝の手術後の大事な時期、段々と松葉杖の使い方もいい加減になってきている。

面倒くさいが、気をつけなければ・・・。まだ膝に腫れと痛みがある。
ここで辛抱しないと、膝の治療が長引く可能性もある。
私は、辛抱が足りないので、いつも怪我の完治に時間がかかるようだ。

ゆえに今回は、怪我の治療の様子を記録している。
また、今後も加齢していく自分の身体との向き合い方、更には、後進に身体との向き合い方を伝えるための勉強だと思って今、リハビリに励んでいる・・・。


【蛇足】
蛇足ながら、風邪が流行っているのだろうか?

佐藤先生がマスクをしていた。
間瀬先生も声の具合が変だった。風邪気味なのだろうか?

多くの人と関わり、かつ頼られる医療の仕事はとても大変だ(看護士さんなども含め)。休むと患者が困る。



自宅に戻ってから、PCに向かう。本当は膝が腫れ、回復が遅れるのでよくないと思う。


今日、明日にでも膝の手術の映像をアップしたい。どのようにアップするか考えている。

私は今回、手術の様子を映像で見ながら手術を受けた。とても鮮明な映像である。また、手さばきが素晴らしかった。間瀬先生は、術前、わかりやすく丁寧に、手術の方法を説明してくれた。
更に手術の際も、更に説明をしながら、施術を行なう。
とても自然に、ゆったりと簡単に施術をしていたが、そう簡単なことではないだろう。

本日の新聞に腹腔鏡手術の問題が取り上げられていた。
膝の内視鏡手術とは同じにはできないが、何事も油断は禁物である。

思わぬところに落とし穴があることがある。
今後も、物事を正確に把握できるように努めたい(私は、大雑把なので…)。


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