2014年少年合宿が無事終わりました。
台風の影響で夜中は大雨でしたが、昼間は晴れていました。
少年合宿の際は、怪我や事故のないよう、とても気を使っています。子供達にはその気遣いは解らないでしょうが・・・。
今回は、親子で空手をやっている、フイリップ先生、宮村先生、大下先生がお子さんと参加してくれました。ゆえにこころ強かったです。
また、女子部サポートの曽和さん、鈴木さん、島田さん、少年部出身の道場生の佐々木君、富澤くん、松岡君もいてくれて、本当に助かりました。
さらには、一般道場生で映画製作関係の仕事をしている、大庭君もサポートに加わってくれました(大庭君は風貌も含めて、さながら現場監督でした・・・笑い)。
合宿スタッフの皆さん、ありがとうございました。
また、今年から師範代を務めている秋吉、お疲れ様・・・。
増田は少々、天然ボケですが、道場生が怪我をしないか、合宿中は心配しています。
ゆえにスタッフにはいつも、緊張させて悪いなと、思っています。
さて、今回の合宿は少人数でしたが、多くのスタッフに協力して頂きました。
また、空手道の原点に返り、空手の稽古を真剣に行ないました(台風の影響で海水浴を中止した関係もあり)。
稽古は、私と秋吉が陣頭指揮をしましたが、黒帯の指導員と協力して指導しました。
また、稽古内容は、途中、リトル(小学2年生以下)とジュニア(小学3年生以上)の稽古場を分けましたが、ほぼ同じ内容をこなしました(リトルとジュニアは練習量とペースが異なります)。
もしかすると、リトルやジュニアの中でも初級の人には、厳しい稽古だったかもしれません。
しかし今後は、さらに空手の指導を厳しくしていくつもりです。
実はこれまで、増田道場では、楽しく稽古をしようと唱えてきましたが、少々軌道修正します。「稽古は真面目に」ということを基本にして、それを徹底します。なぜなら、楽しいから真面目にやるのではなく、真面目にやるからこそ物事に楽しさを感じるのだと、私は考えるからです。
また、楽しさとは本来、各々が主体的に物事に取り組む中、つまり稽古の中から見つけだしていくものだと思うからです。言い換えれば、楽しさとは内発的なものだと思います。
ゆえに、楽しさは外から与えられるものと考えている人や後ろ向きな考え方の人、また正直でない人(真面目でない人)には、本当の楽しさは掴めないと思います(言い過ぎかな・・・)。
勿論、空手の上達の速度を比較し、云々言うことや稽古の無理強いはしないつもりです。
しかし・・・・。
私が空手と空手道場で与えたいものは、努力すれば・・・、反復練習をすれば・・・、「上手くなるという体験」です。そして、その体験とプロセスの中から、真の自信を育んでもらいたいのです。
そして「楽しさ」とは、そのプロセスで、各々が掴み取るものなのです。
また、私が考える空手の道場稽古は、チームプレーです。チームプレーというより、団体行動と言った方が良いかもしれませんが・・・。
つまり、空手の技術は、他者との関係性を開拓しなければ上達しません。平たく言えば、他者と共に稽古しなければ上達しません。異論はあるかもしれませんが、私はそう考えています。
但し、より高みに達するには、他者との関係性を掘り下げる、孤独な稽古(自分で考える稽古)をそれ(他者との相対稽古)と同じ程、こなさなければなりません。
今日私は、そんなことを考えながら、合宿を終えました。また、いくつかの反省点が頭から離れません。
今後は、秋吉師範代や黒帯指導員の考えを聞いていきます。特に極真空手の指導に関しては・・・(体調もよくないので)。
その上で、長年構想してきた新しい空手武道(拓真道流空手武道)を少しづつ、興味のある人に対してだけ、指導していきたいと思います(おそらく、場所や時間を私の都合にあわせられる人にだけにしか教えられないと思うので・・・、また教えるというより、研究するというという感じの稽古にしたい)。
新しい空手武道については、近いうちに、具体的な報告ができると思います。
最後になりますが、今回の合宿に参加した少年達は、私の地味な稽古指導に真面目に取り組んでいたと思います。みんなとても立派でした。
彼らの将来に私の空手武道哲学が少しでも役立つことを祈っています。
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みんなとても立派でした
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