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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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明日は我々にとっても審査だ

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明日は、上級審査と昇段審査がある。

審査会前日も、熱心な道場生が、多摩本部道場で行なわれた特別稽古に集まった。
中には3時間もかけて通って来た人もいた(高速が混んでいた関係だが)。

特別稽古とは、毎週の土曜日の午前中、対象や内容を限定し、通常の稽古を補足する稽古のことである。

特別稽古は指導する側も楽しい。なぜなら、みんな熱心だからだ。

正直言えば、余り上手でない者もいた。しかし、そんな道場生でも、少しずつ上手になっていくのを目の当たりにした。

やはり、上達には反復練習が必要だ。しかし、ただ適当に身体を動かすのでは上手くならない。「上手くなるんだ」という強い気持ちがなければ駄目だ。
また、稽古と言うぐらいだから、自分の身体を使いながら「考える(検証や分析)」ことをしなければ、上手にはならないだろう。

そんな強い気持ちを持っている道場生は、あまり多くないが、それは当然である。みんな仕事や学業等、色々とやることがあるからだ。

しかし、特別稽古に参加している道場生は、先述のような気持ちがあると思いたい。また我々指導者側も、もっと工夫をしなければと思う。

特別稽古を毎土曜日に行なうようになってから約1ヶ月、明日は我々にとっても審査だ。もし、道場生が上手になっていなければ、更なる改善が必要だと思っている。

我々の目標は非常にシンプルだ。「単調な稽古を我慢させること」「その中で各々の上達を感じさせること」「努力すれば上達すると言うことを身体に覚え込ませること」である。

また、「自分の上達だけでなく、仲間の上達に貢献する」ということを教えることである。そこが難しい・・・。

さらに、それらの目標を達成すれば、一人ひとりの「自分を信じる力」を育むことに、少なからず貢献すると、私は考えている。

少し、体調が悪いので、どこまでやれるかは解らないが、道場生の上達を願い、全力で頑張りたい。ただ、そのために厳しい判断も必要になる時もあるだろう。

兎に角、信念を持って空手指導を行ないたい。

最後に、明日は師範代の秋吉も昇段審査に臨む。
彼の頑張りに期待したいが、「怪我をしないように・・・」と言うのが正直なところである。





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