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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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道場稽古リニューアル計画開始!

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道場稽古リニューアル計画開始!


昨日は朝から、頭痛がひどかった。
金曜日は少年部指導があるし、これ以上、悪化するとやばいと思った。
しかし、家内に「頭痛薬飲んで稽古行け!」と尻を叩かれた。

「厳しいなあ(笑い)」と内心思いながら、薬を飲んだ。
頭痛は治まり、私は高田馬場に向かった。

脳裏には、「そうだ、本日は取材の約束がある」「手嶋君や道場生が待っている」また、「新しい稽古メニューをみんなに伝えなければ」と思いながら移動した。


先述の取材とは、小山郁先生が上梓予定の「クロストレーニングに関する書籍(タイトルは聞かなかった)に載せる、私のインタビュー?である。

小山郁先生と私は長年、懇意にさせて頂いている。小山先生は医師で武道家でもある。
また、私の道場では月に一回、小山先生主催のクロストレーニングセミナーを主催している。

【「やはり、増田流・極真空手の基本を徹底して突き詰めよう」~新しい稽古メニューについて】
さて、私の道場生に対し、新しい稽古メニューについて簡単に説明したい。
私の道場では、長年、伝統的な極真空手の稽古の他に私が考案した組手型(約束組手も組手型に含む)や組手技の稽古を多く行なう。

そこに、フリースタイルカラテの技術(倒し技等)の練習、時には関節技の練習も、近年行なってきた。

しかしながら、あまりにも技の種類が多くなり過ぎた。また、多くの技を道場生に教え込もうと、道場生に負担をかけ過ぎたかもしれないと考え直した。

それに、私の道場では伝統技も大切に稽古するので、指導員が私の考案した技を上手く伝えられなかったように思う(すべて指導員ではなく、私の責任だ)。

そこで私は、思い切って稽古メニューの見直し、リニューアルを考えた。
そして、そのリニューアル案が、ほぼ纏まって来たので、ここ数週間、いくつかの道場で実験的施行を試みていた。

リニューアルと言っても、内容が大幅に変わる訳ではない。基本的には、稽古の枠組み、時間配分を変更するだけである。しかし、それによって、すべての稽古クラスの質と量を維持、調整し易くなり、道場生の上達スピード等が向上すると考えている。勿論、稽古項目に若干の変更はある。

ただ、そこに一つ大きな問題があった。それは、フリースタイルカラテの稽古をどうするかである。

当初、高田馬場道場の木曜日の師範稽古をフリースタイルカラテの練習日にする案を考えた。

しかし、道場生に意見を求めた際、「やはり伝統基本から、増田(師範)の指導をきっちり受けたい」と先述の手嶋君(道場生)からの応えがあった。


手嶋氏は現在、仕事場は道場の近くだが、通勤に2時間近くかかるらしい。
誰よりも稽古熱心で、毎回1、2番目に道場に通って来る黒帯、手嶋氏の意見である。
私に感情的な思い入れがなかったかと言えば嘘になるだろう。

しかしながら、ここ数ヶ月の間に得た直観を正しいものと実感した。
誤解を恐れずに言えば、「やはり、増田流・極真空手の基本を徹底して突き詰めよう」「その上で、新しい技術を補足していこう」ということである。


【木曜日の師範稽古クラスは、すべての会員が楽しく、効果的に空手稽古を行なえる一般クラスに変更】

今回の稽古メニューリニューアルついて説明したい。変更内容はシンプルである。
内容を簡単に説明すれば、100分の稽古時間に「基本稽古」「打ち込み稽古」「組手稽古」「型稽古」を配置するだけである。つまり、道場稽古リニューアルの意味は、稽古の大枠(フレームの変更)の変更のことだ。

具体的に言えば、基本稽古には、「伝統技」「組手技」「フイジカル・トレーニング(簡単な体幹トレーニング)」「移動稽古」までを時間内に収まるよう配分した。

ご存知ない方もいると思うが、極真カラテの伝統基本は、空手流派の中で最も量が多いと考えている。そこが極真空手の良い点でもあったのだが、それを忠実に実施すれば、新しい技を身につけることが難しい。


ゆえに、技を何種類かに分類し、それをブレンド?した。1ヶ月4回、1週間毎にブレンドの内容は変わる。勿論、正拳突きや蹴り技に関しては、毎回、同じ稽古項目を実施する。細かい技に関しては、1ヶ月単位で、すべての技を体験する。そのようにすることで、普段良く使う技と普段あまり使わない技の上達に必要な稽古量も確保しながら、時間を節約できる。

打ち込み稽古に関しては、これから道場生に伝えたい。増田道場オリジナルの稽古メニューを考案してある。


【昨晩の稽古は】
昨晩の稽古は、言うなれば、体験会のようなものであった。50代半ばの荻野聡先生にも新しい稽古メニューと打ち込み稽古を体験してもらった。荻野先生の動きは、とても50代半ばには思えない。

稽古後、感想を求めたが、「非常に良い」という解答だった。勿論、様々な感想があると思う。これからさらに、体験者を増やし、更なる検証と検討を行いたい。

私がここで言いたいことは、木曜日の師範稽古クラスは、すべての会員(白帯から黒帯まで)が楽しく、効果的に空手稽古を行なえる一般クラスに変更するということである。勿論、稽古における安全の担保は言うまでもない。

時間は、夜7時半から100分間(9時10分まで)。
兎に角、すべての会員が参加して欲しい。

補足を加えれば、フリースタイルカラテは、一般クラス終了後、フリースタイルカラテをやりたい人が残り、約30分間だけ、受け身を始め、倒し技の型、軽い限定のFK組手を行ないたい。限定という意味は、道場生のレベルにあわせて、技を限定し組手練習を行なうということだ。例えば、首取りだけ、首取りと膝蹴り(首相撲)、組み合いと膝蹴りのみ、すべての技を使った組手等々。

さらに、定期的にフリースタイルカラテの特別稽古や講習会を、広い道場で集中的に行ないたい。

是非、より多くの道場生に木曜日の一般クラス(研究クラス改め)に参加していただきたい。

【FKC東京増田道場】

フリースタイルカラテについては、約30分の練習会だが、「FKC東京増田道場」の定期練習会と名付け、継続していきたい。サッカーチームの名前のようだが無関係である(笑い)。しかしながら、Jリーグやサッカーの組織づくりとは共通項があるかもしれない(今後、構想は具体的にしていく。いつも構想のみ先走るが・・・)。

ここでFKCについて少し述べたい。FKCとは、フリースタイルカラテ・クラブの意味だ。このようなFKCは、現在、岡山、イタリア、フランスにある。今後、総合格闘技ジム、マスタージャパンも加わってくれると確約がとれている。近いうちに、整理し、発表したい。
各地に、様々な流派のフリースタイルカラテ(新しい武道スポーツ)のクラブ(同好会)が発足することを夢見ている。

最後に、一旦は代行指導を頼んだが、取材の約束があるのと、手嶋君やいつもの道場生の顔が浮かび、無理して道場に向かった。道場で、本間、手嶋、玻場、荻野氏の顔を見たら、元気が出て来た。9時近くになって、中台、福岡氏も稽古に参加した。

昨晩は、一旦、一般クラスの100分コースを終えて、FKC(フリースタイルカラテクラブ)の練習を新たに開始した。

僅か30分の練習会である(稽古後自主トレはできる)。シンプルな練習内容にした。昨晩は限定のFK組手(膝蹴りと組み合いの限定組手)だった。平たく言えば、膝蹴りOK&「着」を掴んで良いという限定(ルール)のレスリングのような組手である。

私の愚息のような福岡氏との稽古は楽しかった(御免、彼は理系大学院出のインテリです)。彼は柔道4段だと聞く。
彼も、昨晩のFKの練習について肯定的な意見を述べていた。彼は、ストレートな男で、時々彼の物言いには腹が立つが、身内だと思って我慢している(笑い)。おそらく、彼を知る道場生は、うなずくに違いない(笑い)

また、取材もおもしろかった。帰宅途中、荻野先生と話をしたが、私のトレーニング論、トレーニングの歴史に関する、再発見があった。これは、とても重要なので、明日以降、ブログに記したい。





蛇足ながら

忙しくて散髪にもいけない。また、くたくたなので、帯の長さの左右が違う(笑い)。
返り際、車で正面衝突しそうになった。私に非はなかったが、気をつけたい。
日曜日は、テキスト製作と勉強、そして「クロストレーニンング再発見」というようなテーマで小論を書こう。生きていれば・・・笑い。







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