「最高の家族だ」
ぐふふ!
これは、私の笑い声である。
もう少しマシな表現があるかとは思うが、思いつかない。
本日は、朝から印刷物の原稿チェックと発注等をし、夜は高田馬場で指導だった。合間に師範代の秋吉と道場スケジュールや稽古カリキュラムについて意見交換をした。
いつものことだが、正直、息つく間もなかった。また、風邪のひきかけが回復したばかりで、疲れ気味である。しかし、それでも幾分気が楽だった。
なぜなら稽古指導が黒帯や上級者中心のクラスだったからである。
しかし、いつものことだが、帰路の車中、自分に駄目だしをしていた。
「もっと、みんなを上達させるような稽古方法はないか?」「なぜ、もっと褒めて指導しなかった・・・」などなど。
帰宅後、フェイスブックに送られて来た、誕生日のメッセージに、御礼のコメントを載せて寝ようとした。
疲れているし、明日は2つも会合がある。もしかすると3つになるかもしれない。また、印刷物等の製作の仕事も残っている。それなのに、フェイスブックなんて観ている自分を、馬鹿だと思いながら、一応、最善を尽くして寝ようとした。
ふと、眼をテーブルの上に向けると、赤い箱が置いてあった。パソコンを見ていた時も目の前にあったはずである。なのに全く気がつかなかった。
良く見ると、箱の上にはカードが載せてあった。カードには、To Akira Happy Birthdayと家族全員の名前が書いてあった。
私は赤い包み紙を開けた。中身は、忍者スマートフォン立てであった。
「ぐふふ・・・」「なんじゃこりゃ??(笑い)」
思わず、笑みがこぼれた。同時に、マニアックな私の好みを、家族は理解しているのだと感じた。
断っておくが、私は忍者が好きな訳ではない。ただ、フイギアをはじめ、日本的、江戸文化的、なんと言ったら良いか分からないが、そのような物が結構、好きである。しかしながら、そのようなものを収集しているわけではない。
ただ、作家や学者でもないのに8000冊以上、蔵書をもつというのは、コレクターの端くれといってもよいだろう(本当は図書館をもちたいぐらいだ)。
私の家族は、そんな変人の私を、時には冷たく(笑い)、しかし、時には暖かく見守ってくれているのだと感じた。また、そう思うと、とてもうれしくなった。
これまで、ブログで自分の家族のことはほとんど書いたことはないが、「最高の家族だ」と思う。
そのように大袈裟に書くのは、私の家族は普段、私にダメ出しをし、また突っ込みを入れまくるからだ。正直、腹の立つこともある。つまり、普段の感情の揺り戻しのような状態である(とは言っても、普段、仲が悪いわけではないし、普段から家族のことを私は大好きなのだが・・・)。
そんな家族だが、今回のプレゼントが面白かったので、すべてを許したい(笑い)。
(思わず、睡眠不足を覚悟でブログを書いてしまった。馬鹿だな・・・)
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「最高の家族だ」
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