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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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政治について〜追伸

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交流試合で教え子たちが頑張ったので、上機嫌になっていた。
それで、調子に乗って政治について書いてしまったようだ。空手家の私が政治などを語っても無駄なことだ。しかし、書いてしまったからには、締めくくりを書いておく。

本日、宇都宮氏が東京都知事選の出馬を取りやめた。
とても残念だ。というより、これで都知事選が人気投票になってしまうと予想されることへの失望である。

宇都宮氏は私の好みの先生だ。前回も地方自治(東京都政)に思いがあり、出馬されたのだと思う。
宇都宮氏なら、格差社会へのセイフティーネットの構築に尽力したに違いない。いうまでもなく、東京は、我が国における、経済、政治、文化、教育の発信基地である。今後、それが地方に分散していくほうが良いとしても、首都、東京にふさわしい制度の整備をしていくことが東京都には必要だ。もちろん、生活者にとっては、それよりも前に東京都に安心して住み続けられるかということが大事な点だろう。ただ私は、生活者の安心も必要だが、それなりの義務も果たさなければならないという考えが妥当だと思っている。ゆえに、ただ都民にメリットのある公約をするのではなく、東京都にふさわしい制度設計ができる人が良いと思う。つまり、生活者の安心と共に長期的な展望を有する制度設計ができるリーダーが政治家になるべきだと思っている。

だた、問題はそのリーダーを選ぶのは、目利きではない市民なのだ。私だけだろうか。青島知事以来、大きくみれば、同じことの繰り返しだと思うのは。
百歩譲って、完璧な政治家などいないとしたら、私だったら誠実な人を選びたい。または、信念のある人だ。ただ信念の人は難しい。なぜなら、我々の目には、その信念の本質を見抜くことができないからだ。

兎に角、各党の存続をかけた利害のために政治家を決めるのは良くない。また人気投票では駄目だ。あえて言っておきたい。なぜ、野党は宇都宮氏を支持できなかったか?下衆の勘ぐりだが、次の都議会議員選挙などを睨んでいるのではないか。宇都宮氏を撤退させたことで、野党は必勝を確信しているようだが、そんなに東京都民は馬鹿だろうか(馬鹿かもね。何回も同じことを繰り返すのだから…)。

一応、偉そうに予想などしたので、予想の訂正をしておく。私は無難に増田氏を推したいが、勝つのは小池氏だと思う。ただし、小池氏にとっては凄まじい選挙になるだろう。正直、日本新党、新進党、小泉政権と、私の好みではなかった。しかし、その党を渡り歩いた、小池氏を応援したくなっているのはなぜだろう。

蛇足ながら
小池氏に言いたい(ブログに書いても伝わらないだろうが、テレパシーを送っておく)。
憲法改正の問題などお調子者に言わせておけば良い(おそらくもう言わないと思うが)。
小池氏に付け加えて欲しいのが、社会的弱者への思いやりだ、それをばら撒きではなく、モチベーションを喚起するような制度の提案を匂わすのだ。匂わすだけで良い。なぜなら、そのような制度設計は、宇都宮氏のような実務家などの衆知を集める時間が必要だからだ。軽く口走ってしまうと、これまでの政治家と同じになってしまう。断っておくが、社会的弱者とは老人のことでない。
むしろ若い人だ。そして女性だ。母親だ。心ある老人は、自分のことも大事だが、若い人、女性のことを考えているはずだから。歴戦の勇士である小池氏には、釈迦に説法かな(笑)。

以上、空手家の下らない話でした。これから自分の仕事に集中します。御免。


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