選手の皆さん、感謝しています!
~私には最高の空手が見える
フリースタイル空手プロジェクトに協力していただいた皆さん。新しいバージョンのプロモーション映像(PV)が出来上がりました。
是非見て下さい。
フリースタイル空手の大会の映像がもうすぐ出来上がって来ます。
それを、構成してDVDの製作並びにフリースタイル空手専用のサイトを作りたいと考えています。
さて、企画しているサイトでやりたいことは、世界中の格闘技流派の映像を投稿してもらって、それをみんなで共有することです。
例えば、そのサイトに、今回のフリースタイル空手で優勝した、円心会館の試合映像を投稿してもらいます。そこでは、円心会館の宣伝もしてもらっても良いです(むしろ、して欲しい)。
そのサイトを訪れる人は、円心空手のすばらしさを理解し、フリースタイル空手での活躍を期待するようになるでしょう。
私は、多様な流派が交流するためのソフト(競技ルールと場)として、フリースタイル空手が役立てば良いと考えています。
その目標は、各流派が技術をさらに高め、すべての格闘技者が流派は異なっても、みんな格闘技を大切にする仲間だとの認識を持てるようにすることです。
そのような方法で、フリースタイル空手を共有する仲間を増やしていこうと考えているのですが、少々疲れ気味です。大袈裟ですが、最後の力を振り絞っている感じです。
私の構想が、中々みんなに届かないようです。ここ2年間は、フリースタイル空手プロジェクトに掛りっ切りでした。それで、この程度の成果だから、いつも私は自分の能力のなさを嘆いています。
また、広まらないのは、フリースタイル空手構想に魅力がないのからだという声が聞こえてきます(私の被害妄想かもしれませんが・・・)。
今年も終わりです。急ぎます・・・。現在、一日も速く、フリースタイル空手の入門書を制作したいと考えています。しかし、私には心を悩ませることがあります。
また、そのような悩みを持つ弱い人間にとって、フリースタイル空手構想は、手に負えない程の大きな構想のようにも思います。
ゆえに撤退もあるかもしれません。それをいつも思いとどまるせるものがあります。それは、最高の空手が私の眼には見えるということです。そして、それを将来世代に繋いでいくためには、空手界のシステムを変えなければならないとの強い自覚と使命感があるからです。
確かに、人がついてこなくては、意味がないと思います。その一方で、人がついてこなくても、私自身の才能を発揮し、一石を投じることは、大きく見れば、空手界に貢献すると思ってもいます。
昨日、プロモーション映像の製作をしていただいている、映像クリエーターの神田さんと話をしました。その神田さんが、試合の有効技を数値化し、知らせるのは非常に良いとフリースタイル空手の試合映像を見て感じたそうです。
私が、フリースタイル空手は組技が有利ではないかと、言っている人がいると、悩みを吐露したら、「自信を持ってやれば」と励ましていただきました。また、「総合格闘技も変化してきた」、「例えば、寝技が主流の戦い方から立ち技が主流の戦い方と言う風に」。と教えていただきました。
確かに、今回の大会では、突き技が余り目立ちませんでしたが、私の頭の中には、突き技で相手を倒すイメージがあります(もちろんフリースタイル空手競技の中で)。
要するに、神田さんの言われることは、相手が組んでくるのに対し、突き技で倒す、ファイターと技術が出てくれば、そのような戦い方を真似て、それがブームになるということだと思います。
そのような提案も含め、これから、入門書の製作、試合や戦い方に関する私の解説並びに批評をしたいと考えています。
少しだけ、お伝えすると、掴んでの崩しは有効かつ強力な格闘技術ですが、それを封じる、否、活用する手はあります。
また、それに抗する技術を身につけたければ、その技術を受け入れなければならないという原則を忘れないで下さい。これは、フリースタイル空手・拓真道という私流の武道哲学の基本です。
また、タックル(フリースタイル空手では双足取り)は、打撃技の一種として考え、それを体捌きで対応するという認識に変えたらどうでしょうか。
私は、タックルを有効にした競技を行うことは、必ず空手家にとっ有益だと考えています。具体例を挙げましょう。
私は、極真空手の駆け出しの選手時代(30年近くも前になるかもしれない)の頃の話です。私は、身体の大きい外人選手に対し、体捌きを使い、相手の圧力を殺し、蹴りを放ちました。その技の準備段階(作り)として、体捌きがあったのです。そのような体捌きを使えたのは、星稜高校生時代、レスリングを少し学んだからだと分析しています。
もう少し具体的に言います。相手のタックルを切り、相手バックを取るというレスリングの技術をご存知でしょうか。レスリングでは基本的な技術です。それと、相手の圧力を体捌きで殺し、自分に取って有利な位置取りをするという原則は同じなのです。
それが、現在では当たり前のようになっている「回り込み」という技術、概念の原型です。しかし、極真空手の多くの人達はその原理を分かっていないように思います(きつい言い方になりますが、一番浅い理解をしていると思います)。もし、分かっているのなら、レスリングのタックルに、もう少し上手く対応できるはずだし、それを極端に嫌うことはないでしょう。
最後に、試合の映像を見て、真っ先に思い出すのは、選手達が私の夢に
協力してくれたことです。本当に感謝しています。冥土の土産にします(笑い)。
悪い冗談は止めて、必ずフリースタイル空手を仕上げます。もう少しお待ち下さい。
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選手の皆さん、感謝しています!
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