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Channel: 増田 章の「身体で考える」〜身体を拓き 心を高める
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1勝9敗のダメダメ男のクロスオーバー体験論~その4

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【1勝9敗のダメダメ男のクロスオーバー体験論~その4】


【陸上競技の体験】
かなり脱線したが、この辺で取材の話に戻りたい。

柔道の話を遮るように編集者が、「陸上のレーニングを多く取り入れ,やられたとお聞きしましたが・・・」と軌道修正を入れて来る(笑い)。

私は、「はい、陸上トレーニングは、毎日多い時で2時間程、やりました」
続けて「実は高校生の一時期、陸上部だったんです」
「陸上部では、砲丸投げをやりました」
「私は、その競技で石川県のランキングに入り、インターハイに出場するという目標を掲げて一生懸命に陸上競技をやってました(笑い)」と伝えた。
さらに、私は熱弁を振るった。
「陸上部の先生には、お前がインターハイにでれたら、日体大に入れてやると言われていました」「しかし、目標は達成できず、陸上に挫折しました」・・・・。

私は、いつもテンションが高く、始めから高い目標を掲げる。それが私の悪い癖かもしれないと、あらためて思う(笑い)。

編集者が、そんな話はどうでも良いと言わんばかりに質問を投げかけて来た(冗談です・・・笑い)。
「どんな陸上トレーニングをやられていたんですか?」


私の応えは以下のような感じである。
「当時、空手の稽古も併行して行ないながら、陸上、そしてウエイト・トレーニングを行なっていました」

「トレーニングの中には、プライオメトリック・トレーニングという、記憶は定かではないが、当時、旧ソビエト連邦や東ドイツのアスリートが行なっていたトレーニング方法もありました」
「例えば、ジャンプして高い台の上に、飛び載ったり、飛び降りたりするトレーニングです」
「また、台の上から飛び降りてからすぐにジャンプするようなトレーニングもしました」

それらのトレーニングは主に瞬発力を高めるトレーニング方法だったと思う。
その他、三段跳びの練習のようなことも行なった。
また、重量挙げの練習も取り入れた。私が、よく行なったのは、ハイクリーン&ジャークやジャンプトレーニングである。

ハイクリーンは、金沢の永江トレーニングで教わった。また、後に東京のビックボックスで、当時、早稲田大学教授で早大極真会の顧問をしていた、窪田登先生にも、ハイクリーンとゴム飛びが良いと教わったことがある。

また、大山倍達先生も、若木竹丸先生の著書を読んで、重量挙げの練習やジャンプ(おそらく飛び蹴りの練習)のトレーニングをよく行なっていたと聞く。

その他、陸上部時代に、短距離の走り方(今の理論とは異なるが)を教わった。陸上部で行なった、「流し」や「アジリティー・トレーニング」始めとする、数々の陸上トレーニングは、30数年を経た、現代でもアスリート達が採用しているトレーングの基本だと思う。私は本が好きだったので、当時も陸上の本を良く読んだ。当時は本を買うお金がなかったので、立ち読みが多かったが(笑い)。

書籍により、最新の運動生理学や運動理論の領域があるということを知った。
理論については、すべてを理解することは難しかった。
だが、陸上競技の経験により、科学的な領域、アプローチ方法がスポーツにもあるということを知った。そのことは、私の人生に重要な意味があると思っている。
因に、当時の日本は、精神主義全盛の時代だった。


(この後も続くが・・・、しばらく書くのを止めたいと思っている(笑い)。
今回、他の書類を作成しながら、その合間にブログを書いていたが、ブログは時間が取られる。かといって、いい加減にも書きたくなかった(俺は馬鹿だな~)。これでは身体を壊してしまう。

まだ、書いた原稿がある。少しづつ継続するか、本題に入りたい。この回で書きたかったのは、クロスオーバートレーニング意義と体験的、クロスオーバー体験論である)


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