新年あけましておめでとうございます!
皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。
今年、2月23日、第2回フリースタイルカラテ東京オープンが開催されます。昨年末から参加選手の2次募集を開始しました。
フリースタイルカラテ及びFKP(フリースタイルカラテ・プロジェクト)は、あらゆる武術家、格闘家の修練手段と交流を目的としています。また、生涯を通じ、格闘競技を楽しむための手段でもあります。
【ほんとう(真)に生きているか?】
さて、再びフリースタイルカラテとフリースタイルカラテ・プロジェクト(FKP)について述べたいと思います。
私は「楽しさ」がスポーツ理念の核心にあると考えています。
またその本質は、心身を最善活用することで実感される充足感ではないかと思っています。
その充足感とは、真に生きているという実感と言い換えても良いでしょう。
一方、武道修練も、「真に生きているという実感を伴うこと」と「そうではないこと」との境界線の体認(実感)が内在すると考えています。さらにそのことを実感しない武道修練は、実は武道の本質から逸脱しているとも考えています(ただし、すべてのものに役立つ面はあるので、全否定はしませんが・・・)。
つまり、私の考える理想の武道、またスポーツには、「ほんとうに(真)に生きているか?」と云う問いかけが包含されているということです。
話を戻せば、「真に楽しむ」とは、自分を超越し、大いなる自己の自覚と他者との一体感を実感することだと、私は考えています。
それは、自分自身が困難・障壁と対峙し、それを乗り越えると云った行為により実感されることだと思います。
そのような実感が「感謝」の本質だと、私は考えます。
私は今、より善く生きるということを目指す上で、必要かつ普遍的価値観である、「真に楽しむ」ということを追求したいと考えています。
それが「真に生きた」という証なのだと思っています。
しかしながら、困難と対峙しそれを乗り越えるためには、それ相応の修練が必要です。言い換えれば、心と身体という基盤の確立とその鍛錬が必要だということです。
【私にとって身体とは】
私にとって身体とは、肉体とその働きのみならず、知性の働きによって創出される精神性・霊性をも包含したものです。(いずれじっくりと思索を展開したいが、人類のみが実感していると推測する文化性及び文化(意味の体系)が私が云うところの真の身体である)。
私は、武術・格闘技を通じ、自分の身体と対峙し、それを創り続けてきました。
正直、できばえはよくありませんが(笑い)、それを創り続けていきたいと思っています。
【目指すゴール】
そして、フリースタイルカラテプロジェクトが目指すゴールは、自分自身の身体が他者の身体と共鳴し合う境地、すなわち、一人ひとりの良心が共鳴し合う境地です。
これまでは、大きく踏み出すこと(ジャンプ)を目指してきましたが、これからは、小さな一歩一歩を大切にして歩んでいきたいと思います。
2月23日のフリースタイルカラテ東京オープンへの選手としての参加については、まだ間にあいますので、多くの皆様方の参加をお待ちしています。
2014年1月4日
IBMA理事長
増田 章
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ほんとう(真)に生きているか?
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