私は今、インターネットを使って、これまで稽古をしてきた武道、空手、格闘技の技と理論を体系化し、弟子たちに伝える準備をしています。岡山出張の前から今日まで、気が狂いそうになる瞬間もありましたが、ひらめきを得ました。
「私の空手はまだまだ未熟だが、3分の一も表現できていないし伝えられていない」
「私は自分の空手をさらに高めるために自分の分身をつくろう」
「大きな組織はいらない」「質の高い組織が必要だ」などと思いながら頑張る毎日です。
ただし、自分の分身と言っても、私のコピーという意味ではなく、私の志を繋いでいける同志という意味です。
また、大きな組織はいらないと言っても、質を高めるには、ある程度以上の組織力(体力)が必要です。また、外部から広く、優れた情報や組織を構成する人材などが得られなければ、ある一定以上の組織力の確保は難しいでしょう。また、昔から「一子相伝」と言いいますが、それでは組織の存続は難しい。また、バックアップ?をしっかりとっておかないと大変なことになる。
まずは、道場設立の原点に立ち還り、もっと私の考えをわかりやすく丁寧に伝えたいと思います(けれど、もう妥協はしません)。それが、時間を最大限に生かす方法だと信じています。そのためには、舌から血がにじむほど、我慢をし、耐えなければならないでしょう(特に父譲りの私の性格では…)。「一に我慢、二に我慢。三、四は辛抱」です。
また機械音痴の私ですが、少しはPCが使えるようになりました。しかし、まだ幾つかのPC関係のソフトの使い方を覚えなければなりません。
「無駄なことをするな」と友人や父の声が聞こえます。でも自分でやらなければならないのです。
それが一番早い。
仮の名称ですが、IBMA-武道人学院(BMS)です。インターネットに私の稽古してきた技の動画、解説、理論を全て記録していきます。それを道場生がPCのみならず、スマートフォンやタブレットで自由に閲覧し、武道空手の自習(予習、復習)をするのです。完成には数年かかるかもしれません。まずは、初心者が武道空手を学ぶのに役立つ内容にします。また同時並行的に難しい技も挿入します。早くしないと身体が動かなくなるからです。急がなければなりません。まずは分類法の考案と台割が急務です。実は、これまでもなんども構想を練ったことがあります。ゆえに大体できてはいるのですが、私には分類のセンスがないのです。
おそらく、生物学や言語学などの研究をしている一流の人が私の考えを理解できたら良い指導をしてもらえると思うのですが、私はアカデミックな社会につながりがありません(とても残念です)。ゆえに、ほとんどを自力でやらなければならないので、とてつもなく大変です。ゆえに自分の稽古と身体のケアを、めんどくさくても、しんどくても続けなければなりません。
それでも、実は少しだけワクワクしているんです(いつもの一時的な妄想かもしれませんが)。なぜなら、サイトに様々なコンテンツがそれなりに装飾を施され、整理されて陳列されたら…。
まだ会ったこともない仲間が現れるかもしれない…。なんて考えているんです。馬鹿だな(しかし、もう詐欺師はごめんです。金やうまみをぶら下げてくる人間はもう相手にしません…大丈夫かな~おめでたい男だからな~)。
また愛するわが道場生に私の人生をかけた武道哲学を伝えられることに期待があります。正直、今は伝わっていないと思います。私の期待が絶望に変わるかもしれませんが必ず伝えます。執念で…(笑)。愛しているから。
さて、以下はBMSのサイトページの挿入文です。どんどん挿入していきます。また、これまでの論文も整理してBMSのサイトに収めます。これで、どこにどんなものがあるか自分でも忘れないですみます。また加筆修正もし易いです。毎日、遺言状の更新をするようなものです(笑~笑えないか…)。
【応じの理合】
応じとは相手の攻撃技の効力を弱体化(防御)し、間髪を入れずに最大の効力を発揮する攻撃(反撃)を行うことです。応じの本質は「後の先」とも言い換えられます。
また「応じ(Ouji)」の本質は、相手の動きにより善く対応することです。我々は、相手と対峙する際、応じの意識を持つことで、相手をしっかりと観る習慣のみならず、自己と向き合う習慣が身につくと考えます。さらに相手の力や技を利用することで、技術を無限に応用、発展させていきます。
BMSでは、「応じ(Ouji)」を習得するための稽古方法として、組手型(約束組手)を行います。組手-型(約束組手)とは、2人1組で予め相手とかける技を決めておき、実際に攻撃、防御、反撃を行う稽古方法です。組手-型の稽古は、危険な武道空手の技を安全に稽古することができます。同時に繰り返し稽古することで、体力がない人や不器用な人でも、難しい技を体得する可能性がひらかれていきます。また相手と技を出し合う組手稽古において、防御法を知らなければ、恐怖心が先立ち、必ず力が入り、自分も相手にも怪我を負わせる可能性が高まります。
BMS(IBMA-BudoManSchool)では、武道空手の稽古の際、怪我防止という面のみならず、技の上達のためにも、「応じ(Ouji)」の理合を重視します。
また、自由組手(自由に技を出し合う実践的な稽古)の稽古の際には、勝ち負けという意識を持たないようにしてください。あくまでも組手稽古の基本的な心構えとして、「相手の技がよく見えるか」「応じ(Ouji)の力が身についたかどうか」という意識を重要にしてください。
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BMSをつくる〜日誌/「応じ」の理合
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