夢 ~将来世代へ その2
【第2回フリースタイル空手チャンピオンシップス東京オープン】
第2回のフリースタイル空手チャンピオンシップス東京オープンは、2014年の2月に開催予定である。目標としては、東京オープンを日本オープンに変更したい。そのために2013年は、地域の大会を多く開催し、その中の優れた選手だけを日本オープンに集める形を創って行く予定だ。さらに2015年は、フリースタイル空手ワールドカップを開催する。
つまり、3年後にフリースタイル空手の世界一を決めるということだ。
繰り返し言うが、フリースタイル空手は空手流派の名称ではない。それは、多様な格闘技流派が技を競い、交流するための格闘技スポーツの名称だ。
言い換えれば、私は多様な格闘技と格闘技者(立ち技だけの限定があるが)が技を競い合う、ゲームソフトのようなもの(競技ルールと場)がフリースタイル空手だ。
第一回の大会、無差別級では、円心会館の選手、円心空手の技が輝いていた。円心空手とは、極真空手で日本一、世界一の実力を誇り、柔道でも四国チャンピオンだった二宮城光館長率いる円心会館の空手のことである。また、中量級では、総合格闘技、パンクラスの選手が輝いていた。その他、様々な流派の選手が他流派との戦いの中で輝いていた。
【拓真道の道場の開設】
私の流派は、軽量級では優勝、無差別では三位入賞という結果であった。選手達は良く頑張ったが、次回は優勝を真剣に目指す。そのためには、極真空手とは別にフリースタイル空手・拓真道の道場(クラス)を立ち上げる予定だ。
詳しくは、来年以降になると思うが、簡単に報告すれば、極真空手の伝統はそのままにして、フリースタイル空手に対応する技術は拓真道(私の創設する武道)で普及するということだ。また、拓真道は、フリースタイル空手競技に対応するのみならず、頭部打撃や関節技等、護身のための技も修練する。
現在、私が教える極真空手は極真空手の伝統技の他に組手技の修練がある。それらの体系は膨大な量になり、生涯修練しても時間が足りない程だ。
また、今後も新しい技を融合すると同時に古典的な技の研究と復興が私の武道家としてのライフワークであるが、それをみんなに強制するのは止めにする。これまでの私は、道場生を自分の息子と同様に考えて来た。ゆえにすべての道場生に私の持っている武道家としての知識や技をすべて体得させようと考えた。しかし、個人の意志や嗜好、資質などを尊重しなければ上手くいかないことを悟った。ゆえに、極真空手とは分けて、新しい武道と武道スポーツの普及をすることとする。
具体的には、増田派の極真空手を学びたい人は、IBMA極真会館へ入門する。また、フリースタイル空手競技と拓真道を学びたい人は、拓真道の道場へ入門する(場所は同じ極真会館増田道場ではあるが)。その他、単純にフリースタイル空手競技を楽しみたい人は、様々な流派が主催するフリフリースタイル空手クラブに入会し練習すれば良い(今後、フリースタイル空手クラブを開設してくれる仲間を募集する予定だ)。
勿論、私の道場で極真空手を学ぶ人の中で、新しい武道(拓真道)を学びたい人は、拓真道のクラスに参加して欲しい。増田道場生が拓真道を学びたい場合は、入門ではなく、登録のみで参加可能とする。また、先ずは極真空手から始め、徐々に拓真道に参加するのも良いだろう。拓真道の修練システムについては、今後周知させたい。
尚、拓真道は外部からも門下生を募集するので、門下生はすべて白帯からのスタートである。但し、昇級・昇段システムは、とてもシンプルである。ある程度の格闘技の経験がある人は、すぐにでも茶帯に認定されるだろう。さらに、黒帯も柔道のように試合経験と組手型の審査をクリヤーすれば、取得できる。つまり、体力とやる気のある者であれば、一年で黒帯が取得できるはずだ。おそらく、IBMA極真会館の道場生でフリースタイル空手を体験したことのある者なら、すぐに黒帯を取得できるだろう。詳細は、来年以降発表する。IBMA極真会館の会員で武術の研究と立ち技の格闘技スポーツ(フリースタイル空手)を楽しみたいと思う者は、是非、拓真道を学んで欲しい。そして、3年後のフリースタイル空手ワールドカップの世界チャンピオンをみんなで育てよう。
(明日に続く。PVのアップは明日の予定だ)
●下の図は完全ではない。参考程度に見て欲しい。フリースタイル空手は、競技ルールと競技の場だ。そして、IBMA極真会館道場や拓真道の道場、多様な流派の道場や格闘技ジムも、独立してはいるが、フリースタイル空手(ルールと場)を共有することで繋がる。
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夢 〜将来世代へ その2
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